SSマジック
「ピンポーン」
インターホンがなった。

入ってきたのは、和人が呼び出したまさとだった。


「お前、なんで優を家まで送っていかなかった?」

いつもとは違う、すごく怖い顔をした。

目が怖い。

「後ろに誰かがついてきてたんだ。何かあったのか?」

「何かあったどころじゃねぇんだよ!!」

「ビクッ」

いきなりの怒鳴り声に愛はびっくりした。

「和人!落ち着いてよ!!」

腕を押さえた愛を、和人は睨み付けた。

一瞬愛の手がひるんだが、離すことなく握り続けた。

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