SSマジック
まさとは結構な美形で、体も細く、モテそうだった。

優を囲んだあの女の子たちもきっとファンクラブなんだろう。
今時ファンクラブなんかほんとにあるかわからないけど…。


「で?どうするつもりだ?」

「どうするって…」

和人の問い掛けに、まさとは戸惑った。

「責任取れよな。せめて傷が癒えるまでは」

そう言うと、まさとは無言で頷いた。


「カタン」
ゲストルームのドアが静かに開いた。

「優!大丈夫なの??」
愛は優に走りよった。
「うん。喉乾いちゃった」「お茶、もらう?」
「うん!」

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