SSマジック
愛は思わず顔を離したが、和人の腕が絡まって、体は動かせなかった。

「か…和人…。離して…」
「ん…?今何時…」

「離して…」
和人は時間を聞くだけで、体を起こそうとはしなかった。

愛は身動きがとれず、時間を見ることすらできない。

「お前…そろそろ落ちろよ…」
和人はそう言うと、愛のほっぺにキスをした。
「ちょっ…」

どうやら寝呆けていた和人は、また寝息をたてはじめた。


「やっと起きた?」
やっとの思いで和人の腕から解放された愛は、リビングでテレビを見ていた。
< 63 / 63 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

十和の時
*樹月*/著

総文字数/14,595

恋愛(その他)67ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
大好きな彼。でもなかなかうまくいかないもどかしさ。。。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop