SSマジック
「言うこと聞けよ」
愛の頭が、和人の手によって無理矢理あげられ、腕枕をされた。

好きでもないのに、腕枕をされ、ドキドキしてしまっている。


ドキドキしているのに、隣から寝息が聞こえてきた。

愛は一気に緊張から解放された。

このままもう一度寝てしまうことを決意した。

和人は上を向いて寝ているし、自分は逆を向いて寝てしまえば、問題ない。


「ん…。今何時…。!?」
目を覚ました愛は目をこすり、開けてみた。
そこには、まだ寝ている和人の顔があった。
キスできるぐらい近くに。
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