出逢ったのは俺様男

レクは間近

レクリエーションの準備も始まり、

といってもそれほどやる事ないんだけど

ほとんど数人の三年生の主催者がやってるから


隠しカメラとか手の入れ込みようはすごいとしかいえなくて



…変な学校



…まぁ、逃げ切れば賞品出るんだし、頑張ろう



「梨乃ー、大丈夫?」

「ん?」


亜希がそう聞いてきたので聞き返した


「もうすぐレクじゃない。あたしすぐ捕まりそう。梨乃なんて人気NO.1だから狙われる確率高そうだよね」


「…え!?」



…人気NO.1って何?



「知らないの?事前に誰を捕まえたいか投票してたわよ。この間」

「…へ?し、知らなかった」

「もー生徒会なのに」



そう言って笑う亜希に対して、あたしはただただ驚いていた



「どしたのー??」

「あ、由宇君、梨乃がね人気投票の事知らないっていうから教えてたの」

「えぇ!?高志言ってたよ」

「…そ、そうですか」



聞いてなかったのかも…



「ちゃんと梨乃ちゃんに入れといたからね」



ウインクしながら言う由宇君に苦笑い



「俺も」

「た、拓真も?!」

「同じ生徒会だしな、な隼人」



いきなり振られた隼人にあたしは目を向けた


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