出逢ったのは俺様男
ご飯を食べ終わり皆で部屋に戻ってる時のこと




グイッ




「へ??」


なっ、何!?


急に腕を引っ張られたあたしは前を歩いている皆から離れてしまっていく



「ちょっと!いきなり何するの??隼人」



そう、引っ張った人物はあたしの少し後ろを歩いてた隼人で



「…別に」

「…意味分かんないよ?先行くからね」

「待てよ」



隼人はあたしを行かせようとはしない



「…何でデートなんかしてんの」

「……え?何でって…」



されるがままだったし、仕方なかった…よね



「はぁ、もーいいや」

「はい?!え、何?」



隼人は不機嫌そうに、先に歩いて行ってしまった



…理解不能



首をかしげたまま止まっていると、前の方から由宇君らしき人に呼ばれたので歩き出したのだった



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