ねぇ、聞こえてる?
颯はじゅりと付き合ってるんだ…
もぉ無理なのかな…

諦めなきゃダメなの?

「じゅり!!!!」

声が聞こえる方を見る。

そこには息を荒くした颯がいた。

私を追いかけて走ってきてくれたんだ…

「…何?」

ごめんね…

こんな可愛くない言い方して…

でも自然とこんな口調になっちゃうの…

「俺っ…」

「純ポのこと好きだったんだね。知らなかった…。」

颯の言葉をさえぎる。

「違うって!!」

「だって純ポとデートしてたじゃん。」

「あれはっ…」

「お幸せにねっ!!」

「おいっ…」

もういいんだ…

もう…っ




「好きだよぅ…」








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