図書室のラブレター
「もぉ~~!!!」
私は立ち上がった。
今ここで
立ち止まっていられない。
やっぱりもう一度、話したい。
今度こそちゃんと話したい。
それよりもまた顔を見たい。
声を聞きたい。
ただ単純にそう思った。
花井晴樹は
私にとって未知数だ。
いつもいつも
予想を遥かに超えていく。
こんなにも気持ちが
揺さぶられるなんて
思っていなかった。
一言一句が愛しいよ。
だから知りたいの。
嫌われてるって分かってる。
振り向いてくれないのも
知っている。
それでも君を知りたい。