聖花学園~花よ咲き誇れ~
 皆の朝食はどうしたのかとか。

 礼服なんか着て、また着替えなきゃならなくて遅刻しないかとか。


 色々突っ込みたいこともあった。



 でも……でもそれらはこみ上がってきた嬉しさによってかき消された。



 気に入ったかどうかなんて自分でも分からない。


 でも、ただただ嬉しい……。



 わたしは皆の気持ちに応えるために、自分が今出来る最高の笑顔を皆に向けた。


「有り難う御座います……。とっても嬉しいです!」






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