聖花学園~花よ咲き誇れ~
「じゃあさ、まだ俺達にもチャンスはあるってことだよな?」

 そして立ち上がった優姫先輩もわたしの所に来る。


 最後に和子先輩もいつの間にかわたしの近くに来ていた。

「小都子……まだチャンスがあるなら、僕ら……諦めないよ?」


 和子先輩の言葉が終わると、皆の手がわたしに触れた。



 翔子先輩が座っているわたしの後ろから腕を回し。

 寿先輩がわたしの右頬と左手に触れ。

 優姫先輩がわたしの顎を軽く押さえ親指で唇に触れる。

 最後に和子先輩が観覧車でのときのようにわたしの腰に抱きついた。


 そして声をそろえて、言う。


『だって、小都子が好きだから』



 わたしは、目の前の流依の怒り顔を目にしながら、綺麗な男達に囲まれ頬を赤く染めていた。




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