大好きだょ
あたしは、やっぱり言えなくて
「恥ずかしいんだけど、階段から滑って落ちただけだよ」
また、龍に言い訳をしてしまった。
龍は、納得のいかない顔をして
「なんでウソつくんだよ?俺は、そんなに信用できないんだ。
悪いけど、今日はもぉ帰って・・・。」
あたしは、龍に小さく「ごめんね」と言い部屋を飛び出した。
追いかけてくれると思ってた。
その願いもむなしく、その日は連絡すら来なかった。
あたしは、今度こそ一人になって怖くなった。
明日の朝、和也と話しをつけることにした。
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