無色の日の残像
「はい? 何ですか」
「キミはどうしてSAMFにいるの?」
「どういう──意味ですか?」
「どうして軍にいるのか、どうして正規兵の制服を着てるのか、どうして自らの意志で軍人になったのかっていう意味だよ」
「自らの──意志で・・・・・・」と、無色が反芻した。
「そう、キミが着てるそのご大層な軍服は自らの意志で着るものだよ、学生服とは違ってね。そして更に言うなら、キミは171特殊戦術分遣隊で何をしているのか、SAMFで何をしているのか、何をしているのかわかっているのか、って意味だね」
雨鳥はニコニコ笑っている。
しかし無色は気圧されて、渇いた喉で唾を飲み込んだ。
「ええと──僕は・・・・・・」
「うん、僕は?」
「戦闘機を、飛ばして、います」
「キミはどうしてSAMFにいるの?」
「どういう──意味ですか?」
「どうして軍にいるのか、どうして正規兵の制服を着てるのか、どうして自らの意志で軍人になったのかっていう意味だよ」
「自らの──意志で・・・・・・」と、無色が反芻した。
「そう、キミが着てるそのご大層な軍服は自らの意志で着るものだよ、学生服とは違ってね。そして更に言うなら、キミは171特殊戦術分遣隊で何をしているのか、SAMFで何をしているのか、何をしているのかわかっているのか、って意味だね」
雨鳥はニコニコ笑っている。
しかし無色は気圧されて、渇いた喉で唾を飲み込んだ。
「ええと──僕は・・・・・・」
「うん、僕は?」
「戦闘機を、飛ばして、います」