兄カレっ!!

その頃戻った朱雀は焦っていた。それもそのはず、いるはずのあくあの姿がないのだ。


「あんのばかッ!どこ行きやがッた!?」


あたりはだんだん薄暗くなってきている。
そんな時、ある会話が朱雀の耳に入ってくる。



「あの通り、ナンパ男いるんでしょ?何も知らなそうな女の子がそこ行ったけど…大丈夫かしら?」


「本当かッ!?すまん、そこ案内してくんねぇか!?」

朱雀は瞬時にあくあだと判断した。




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