夢にで荘
私は一度だけ実際にその光景を目の当たりにしたことがあります。




いつぞやか、健ちゃんの部屋のドアを開けた瞬間、朝日をバックに窓際に頬杖をついて空を見上げ、小鳥達と戯れる健ちゃんの後ろ姿が目に飛び込んできたのです。




その光景は、なんともまぁ、朝からお腹一杯なビシュアルでした。




一言で言うと、爽やか過ぎたのです。




余りにも爽やかだったので、ドライヤーを借りようという本来この部屋を訪れた目的も頭から吹っ飛びました。
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