夢にで荘
小鳥達との触れ合いに夢中で、全くこちらに気付く様子の無い健ちゃんの後ろ姿にかける言葉も見つからず、私は無言でドアを閉めました。




そしてドアを閉めた瞬間、笑いました。




手を叩いて笑いました。




死ぬ程笑いました。




私は人生で初めて、笑うことで死を感じました。




以上、私にとって、健ちゃんを語る上で欠かせないエピソードをたらっとお伝えしました。
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