夢にで荘
明さんの発言によるダメージは大きかったようで、健ちゃんは俯き、黙ってしまった。




きっと今までの恋愛、そしてこれから健ちゃんの人生にとって最大のネックとなるのは、健ちゃんが男だという揺るぎない事実なのであろう。




落ち込んでいる健ちゃんにかける言葉も見つからずにいると、雄輔が先に口を開いた。




「あ〜そうだ。
俺、こないだ何かの景品で恋愛成就のお守り貰ったんだ。
俺、要らないしそれ健ちゃんにやるからさ
元気出しなって」




雄輔はそう言うと、お守りを取りに自分の部屋に戻って行った。




ドタドタと慌ただしく部屋に戻り、部屋でもガタガタと音を立てている雄輔
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