**Ran**


こいつらがきたら蘭が怖がるに違いない
俺は焦った


「ちょっと乱~
アンタさあ、ケンカに負けたんだって?」


「てめぇが負けるたぁ情けねぇなあ~
父ちゃん悲しいぞッ!!」


オヤジはそう言って泣くふりをした

そんなこたどーでもいい!!
とにかくこいつらを…


「もーいいから帰れよッ!!」
「違うんです!!!」


俺の声は蘭にかき消された
そして蘭は立ち上がり
親の前に行った


「誰だこの子…
かわいーじゃねえかぁ~」


「このボケッ」←母

ゴンッ

「い゛でッ!」


「アンタ何が違うんだい?
てか乱の女なわけ??」

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