**Ran**


「俺はお前のこと
一番応援してっからよ」


「…」


リョウの言葉さえ
はっきりと聞こえなかった





それから俺は
蘭のことを変に意識しだした

質問に生返事したり
ときにはシカトさえした

蘭をまともにみれなかったんだ

その変わりように
蘭は気づいていながらも
気づいてないふりをしてくれた

いつも変わらない
蘭の優しい笑顔…

俺にのしかかる
強い罪悪感…


「……」

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