シンシア ( l )
プロ級の技術を持っていた。 カウンター気味に入ったボディーブローは、関谷の肝臓に入っていた。
「うううっ・・・」 ひざを付いた。
間髪入れずショートアッパー、関谷の声を出させずに倒し寝かせた。

「チェッ、手間かかせやがってぇー、もっと素直にねろよっ!? ったく〜、タバコ落っちゃったじゃねーか」
早乙女武士は、化け物や刑事をまいて白いヤマユリの絵が描かれた床の部屋に来ていた。

対角線に有るドアを目指して歩いて行く。
「おっとっとっ、ナニッ」
中央付近で足に鉄筋の曲がった棒が絡んだ。
驚いた表情を見せる。
周りをみて また歩き始めた。

「おっとっと、ナンダー」
鉄の曲がった棒が二本有った。
睨んで周りを見た。
「人が折角 くつろいでいるのに気分を害して目を覚ませるなよ」
強く吐き捨て再び大人のオシャブリに火を点けた。
辺りを見る。
白いヤマユリから真っ赤なオニユリに絵が変わる。
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