あの男は私に嘘をつく
「おはよー!!」







「昨日のヤツ、見たぁ??」










飛び交う挨拶と笑顔のなかに、風に髪をなびかせ、窓の外を見る美香子を見つけた。
頬杖をつき、ただ外を見てる。












美香子を見ると、心がちくっとした。原因は何か分かってる。












罪悪感だ。












私はもうそれ以上美香子の顔を見れなかった。

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