私があなたであなたが私!?
かなり意外だった。
もしかしたら今まで千夏が遅く帰ってくるなんて事、なかったからそんな風に言っただけで、本当はもっと早く帰らなきゃいけないかもしれない。
「優、早く帰ってあげろ。千夏ちゃんのお母さんも多分心配してると思う」
薫が真剣な顔つきで言った。
こんな時ばっかり顔つき変わるんだから。
「うん……。でもこの時間帯に一人だけってキツいよ。今日は紀世さんもいないんだから」
「大丈夫です。私はここにまだいますから」
「えっ」と言って、二人同時に千夏を見る。
「役に立たないかもしれないですけど、私に出来る事ならやりたいので」
全くこの子は……。
あたしはフッと笑って、力強く頼んだ。
「じゃあここは頼んだからね。千夏」
「はい!」
あたしはその返事を聞くと、着替えるため奥の部屋へと戻った。