私があなたであなたが私!?
よし、頑張るぞ!千夏!
「千夏ちゃん、どうしたの?そんな手なんか掲げて」
あはは、と満面の笑みを浮かべながらこちらを見ている薫さん。
だめだ、また癖が〜!
「い、いえ何でも……。それより私、お風呂入れてきますね」
「あっ今入れてるから大丈夫だよ。さっきやっといたから」
「えっ」
そうか……今一人でつっこみあってた時にすでに!
言ってたそばからだめだ、私〜!
次こそは頑張ろう!
「溜まったら先に千夏ちゃん入っていいよ。俺はちょっと用事済ましてからするから」
「あっはい。じゃあ先に入らせていただきますね」
用事?こんな時間にやっと帰ってこれて更に何かするって大変だなあ。
一体何だろう?