【長編】sadist and masochist love stories
「みなみ」


俺は、叫んだ。


俺がみなみと叫んだだけで一気に周りがざわついた。


なんなんだよ。


そんな驚くか?


俺は、走って追いかけた。


俺とみなみの追っかけっこ。


けど、すぐに終わった。


人が周りに集まってきて、みなみの逃げ道がなくなった。


「みなみだろ?」


みなみは、答えなかった。


「やり直そうよ。」


その一言で周りは、


「2人ってつき合ってたの?」


「ありえないから。」


「地味ジマと陽生くんなんて.....」


とか、驚愕してた。


俺には、関係なかった。


それでも、みなみは何も答えない。


どうしたら、いいんだよ。


なんでもいいから、答えてくれよ。
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