最高級の召使
蜘蛛の糸
合鍵をまわした。


人センサーで玄関に電気が
ついた。



ホワイトボードに
昼書いて行った

今夜から一緒だね。


の私の字が嬉しそうだった。



「くら・・・」


部屋は真っ暗だった。
電気をつけた。



倉之助はいない。



「どこに行っちゃったの・・・・」

私はヘナヘナと座り込んだまま
動けなくなった。



「疲れた・・・・・
早く帰ってきて・・・・・」


携帯の充電がないのが
最悪だと思った。




床に転がっていたら
本棚の一番下にアルバムを見つけた。
頻繁に来てたけど
死角になっていたのか
まったく気がつかなかったけど
今はその存在をアピールしてるように
思えて、取り出した。
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