最高級の召使
「私は、どっちかというと
おじいさん似らしいです。
父がいつも言いました。
おまえと父さんはよく似てるって。」


私は嬉しくなった。


「じぃに?
そっか~~~そ~~なんだ、」

大好きなじぃににてるから
私も………
納得した。



「会ってみてどうだった?」


「緊張しましたよ。
父から祖父の型物な話は聞いてました。
父が召使の仕事を嫌がって
ここに逃げて来たのも
でも心残りなのは
父が生きている間
祖父と一切関わりもてなかったから
変わり果てた息子と対面した
祖父は辛そうだったし。」


「じぃ…会いたいな……
何してるかな…
さびしくしてないかな……」


急にさびしくなって
涙があふれた。



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