年下彼女のご機嫌いかが??
姉ちゃんの彼氏を見つめる、あの目。



彼氏の姉ちゃんを見つめる、あの表情。



言葉にしなくても、想い合う気持ちが、



この二人には存在するってこと。



二人を見たら、よく分かった。



二人が玄関の扉を開け、外へ出る時、



リビングから顔を出した俺を見つけた彼氏は、



『あ、君がレイナの弟さんのエイト君だね?はじめまして!!真下流星です。宜しくお願いします』



と、頭を下げて自己紹介をした。



『エイトです…どうもっ』



それに対して、ぶっきらぼうに答える俺を、



爽やかな笑顔で受け止める彼氏。



余裕さら感じる「大人の男」のオーラたっぷりだった。



悔しいけど、姉ちゃんがこいつに惹かれるのが、



男の俺から見ても、なんだかすげぇ分かるような気がした。
< 304 / 448 >

この作品をシェア

pagetop