年下彼女のご機嫌いかが??
第26章***RYUSEI
『真下さん、お先に失礼しまぁ~す』



『お疲れ様で~す。真下さん!』



続々と俺の背後から聞こえるOL達の声。



俺は振り向きもせず、パソコンに向かいながら、



『あぁ、お疲れ様』



と、乾いた返事を繰り返していた。



レイナからのメールがきたのはそんな時だった。



いつもなら受信してすぐに気づくことは少ないが、



なぜか今日は仕事に追われながらも、



携帯のバイブに気がついた。



デスクの上の山積みの資料を、



眺めるのに嫌気がさしていた俺は、携帯を手にした。



【りゅう仕事中??会って話がしたい…会えるかな??】



仕事といえば仕事中だが、



なんだか気になった。



レイナ……なんかあったのか??




< 305 / 448 >

この作品をシェア

pagetop