年下彼女のご機嫌いかが??
第32章***REINA
痛くて、痛くて……



苦しくて、苦しくて……



次々とやってくる逃げ出したくなるような強烈な痛み。



なんとか、それに立ち向かえたのは、



「りゅう」がいてくれたから。



温かく大きな手で、



あたしの手を握りしめてくれたりゅう。



何度も何度も汗を拭いてくれたりゅう。



『頑張れっ…レイナ』



『大好きだよ…』



『俺がそばにいる…レイナには俺がいるからな』



いくつもの、りゅうの言葉に励まされたんだ。



だからこそ、あたしは、



今、こうして幸せを味わえるんだもん。



あたしの横には生まれたばかりの赤ちゃん。



ついさっきまではあたしのお腹にいたんだよね。



今日ママになったあたし。



そしてパパになったりゅう。
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