年下彼女のご機嫌いかが??
溢れるほどの嬉しさと少しの戸惑い。



なんだか不思議な気持ち。



あたしの隣にいる、この小さな存在は、



あたしとりゅうの大切な愛の証。



しばらくして、分娩室から病室に移動することになって、



『どうします?病室まで車椅子使いますか?』



先生には、そう言われたけど、



なんとか自力で起き上がり、



歩くことも出来たあたし。



『安産でしたね!!元気な男の子です。それに赤ちゃんは3500グラムもありましたよ』



先生は穏やかで落ち着いた声であたしに言った。



分娩室のドアを開けると、パパとママがいた。



『来てくれたんだ!ありがとね』



『当たり前でしょ~!!赤ちゃん見たわよ♪レイナに似てたわ』



テンションの高いママ。



『おめでとう…レイナ』



優しく微笑むパパ。



あたしのそばにはいつでもこうして家族の愛がある。



そして、今日、そんな大事な家族が一人増えたんだ。



小さな小さな可愛い家族が。

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