堂々乙女と秘密の美女
「単刀直入に聞きますが、

平井綾子は神楽鈴音なんですよね」

「その通りです。よくわかりましたね。」

「元同級生ですから」

「そうでしたか。

鈴音は意識を取り戻してからずっと、

自分は平井綾子だと言い続けています。

本来ならばあの大学でデザインの勉強を

して、KAGURAの社長になるはずでした」
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