キミは許婚


震える身体を自分で抱えていると、それをなだめるかのように聖がポンッとあたしの頭に優しく手を乗せてきた。



ドキッと胸が音を立てる。



「そんなに怯えるな、半分は冗談だ」



半分って……どこからどこまで!?



聖を見上げると肩から日差しが差し込んできていて、笑顔の眩しさが半端じゃない。


また胸が波打つ。



……な、何これ……。



あたしはすぐ目を逸らした。




つい最近哲太にも同じようなことされたけど……どうだったっけ?



ていうかなんであたし、ここにきて哲太のこと思い出すの!?
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