キミは許婚


園内へ足を踏み入れると、そこはまさに夢の国だった。



着ぐるみがあっちこっちで踊ったりパフォーマンスをしている。


人々は園内地図片手に走り回ったり、カメラで撮影したり、思い思いに楽しんでいる。


そして本当に小さいころに乗った記憶しかない乗り物が目の前には溢れていた。



「うわぁ……」



空気が違う。


いつもの日常じゃない、楽しくなりそうな雰囲気。



仕事で忙しい父を嫌いだとは思わない。


仕方ないことだとわかってる。



でも……もう少し、こういった所へも来たかったと思った。
< 121 / 533 >

この作品をシェア

pagetop