キミは許婚


「わっ! 明!? 聖さん!?」



突然のことに驚く哲太と彼女。



「え!? ちょっ……」



あたしは驚く間もなく、引っ張られるがまま、足がついていく限り聖について行った。



「ま、待ってよ! 聖! なんでっ……もう、走れないっ……」



身長差と男女差には敵わない。


すぐに足の限界は迫り、根を上げた。



「ったく! こっちに来い!」



舌打ち混じりで命令され、さらに強く引き寄せられる。
< 149 / 533 >

この作品をシェア

pagetop