キミは許婚


特に心配ないと診断されてもやっぱり気になってしまう。


部屋に行く前に父の寝室へ立ち寄ることにした。



軽くノックをすると返事があったので、顔をのぞかせると上半身を起こした状態の父がいた。



ベッド近くの灯だけを頼りに、手元に並べられた書類と睨めっこしている。



「……お父さん、まだ起きてたんだ。大丈夫?」


「明か……大丈夫だ。ただの過労だからな、寝たらすぐ楽になったよ」



そんな状態で言われても……本当に寝ていたのか疑わしい。
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