キミは許婚
こんなにも自分が他人を意識するなんて思わなかった。
「しかもこんなに独り言激しいだなんて……!」
自分の新しい面がどんどん出てくる。
聖にこんなにもペースを乱されるなんて。
哲太への気持ちが恋だというのであればこれは恋じゃない。
でも哲太への気持ちが、本当にただの幼馴染のものだとするのなら……
これがきっと恋だ。
気付きたくなくて、目を伏せていたことが頭をよぎった時、携帯が着信を告げた。