キミは許婚
別に聖が誰と食事をしようと関係ないはずなのに。
モヤモヤが心の底にたまって重くなる。
「会社の今後について話したいなんて言われて、断るわけにもいかないだろ?」
「うん……そうだよね、聖は社長だし」
「そう、社長として会うだけだ。ったく、この俺に個人的に仕事させるんだから悪度胸が据わってる」
聖は苦い顔をして、仕方なしに食事をする、と言った態度。
食事する相手には申し訳ないけど、ちょっとだけモヤモヤが軽くなってしまった。
これ以上聖の態度が悪くなるのも怖いので、食事の件は終わった後に聞こう。
……それにもう一つ、気になることがあるし。