キミは許婚


「ひ……じり……」



たぶん今のあたしは39度の高熱。


体の自由が利かないほど、頭がボーッとする。



聖はあたしの呼びかけに答えることもなく、唇はもちろん、


額に、


まぶたに、


頬に、


耳たぶにキスを降り注いでくる。



「くすぐったい……聖……」



くすぐったいけれど、それだけじゃない。


キスをされた所からどんどん体中が熱くなってくる。


熱は増すばかり。
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