キミは許婚


頭の中が真っ白になる。


目の前は真っ暗。




確かなのは……唇に柔らかいものが触れているという感触だけ。




「……やっと静かになった」



目の前にはあたしから顔を離して、赤い舌で唇をペロリと舐める上条さんがいた。



顔が近づいて、唇に何かが触れて……相手も唇に何かが触れてた様子。



これってつまり……。



「……キス……したの? ……あたしに……キスしたの!?」
< 35 / 533 >

この作品をシェア

pagetop