キミは許婚
『自分と結婚をすれば社長にしてやる、と』
渋い顔をしていた社長が、顔を真っ赤にして今にも噴火しそう。
しかしなんとか理性を保ち、小声で聖を制すが聖は聞いてない。
『もちろん断りました。断ったと思えば皆様ご存知の通りスクープです。
無理矢理付き合っていることにされそうになりましたよ』
フンッと鼻を鳴らして不機嫌な顔をした聖は、まだ会見中だというのにネクタイを緩め出した。
「とんだ悪態をつくな……聖くんは……」
豹変した聖の態度に、父は驚きつつも面白そうな顔をしている。