キミは許婚
「鏡に映しても自分じゃ見えなかった姿を見せてもらった気分だった。他の奴からすれば……俺はついていけない社長だったのか……って。
そこから気持ちを入れ替えて……会社を大きくしようと本気になった。明が俺の背中を押してくれた一番初めの出来事だ」
今日、あたしの両親に
「二度も俺を救ってくれた……」
って言ってたのは、このことがあったからなんだ。
副社長に落ちた聖を励ましたことは覚えあったけど……これは完璧に忘れてた。
あたしだって……無事に文化祭の話を進められるようになったのも……聖のおかげだよ。
……あたしも、聖に支えられていたよ。