キミは許婚


すると哲太が振り返る。


一人で笑っていたのがバレたのかとドキッとしたけど、そうじゃなかった。



「俺、トイレ行くから先にリビング行ってて」


「あ、うん! わかった」



勝手知ったる哲太の家。


リビングなんて案内されなくてもわかる。


トイレだって、哲太の部屋だってわかる。



……そういえば最近哲太の部屋に入ってないけど……相変わらずバスケ用品ばっかり置いてるのかな?



あたしが哲太の部屋の方向へ視線を向けていると、トイレから出てきた哲太が現れた。
< 66 / 533 >

この作品をシェア

pagetop