キミは許婚


「で? 明、なんかあったんだろ?」


「んぐっ」



な……なんでわかるの!?


途端にチャーハンが喉を通らなくなる。



せっかく幸せな気分になれてたのに……。



「明がここに来る時は親と喧嘩したり、学校で嫌なことがあったりした時だからな」


「……ただ単に哲太と話したい時だってあるよ」


「そうかもな。でも今日は違うだろ?」


「なんでわかるのよ?」


「明のことずっと見てきたんだぞ? 顔見ただけでわかるね」



得意気に腕組なんてしてみせる哲太。



そうだ……哲太に隠し事しても無駄なんだった。
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