俺様キャラでは萌え足りない


「……自分の胸に聞いてみろ」


「胸は教えてくれないので何がなんだか。あ、あなたのあんみつを食べたせいですか」


「その程度で監禁に持ち込むほど俺の心は狭くない」


「じゃあ、なんでですか。変態……違った、夜光(やこう)さん」


危うく彼の名前を間違えるとこだった


だが、彼を変態と呼んでしまうのは仕方がないだろう


付き合った当初から変な人とは思っていたが


「まさか犯罪に手を染めるだなんて。ママは悲しいざます。めそめそ」


「誰がママだ。お前は俺のモノだ。モノたるお前は俺に従順で逆らうな……というのにお前ときたら」


「きたら……?」


「知らない男と楽しく歩きやがって。いいご身分だなぁ、駄犬。主人じゃなく他人に尻尾ふるとは」


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