俺様キャラでは萌え足りない


怪しく笑う口と目元


私を見て、かなりいかがわしい想像をしているのが丸わかりだった


「このワンピース……センスない薄汚い服はあなたの趣味でしたかぁ」


「刃向かうのはよしたらどうだ。犬が吠えようともうるさいだけだぞ」


自分なりの抵抗をしてみたけど、更にけなされてしまった


私の攻撃は全て無効果されるよう


何のバリアはってんだ、こいつ


「じゃあ、私を着替えさせたのもあなたでしょうか。私の……ええと、確か十万円はするブランドの服はどこに」


「そのワンピースは十八万だが」


「えっ、マジですか!ありがたく貰います」


上下一万もしないユニクロブランドのジャージが、十八万のワンピースに変わればこうなってしまう


因みに最初いったのは嘘だ


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