テディベアは裏切らない
「そうねえ、そうしなさい、小百合」

と、ほたるちゃんの奥からレナちゃんが補足してくる。

「ほたるンちは道場だからね、広いわよぉ。特にお風呂! ひのきなんだから生意気に」

「生意気にってなんだよ、生意気にって」

「あはは、ほんと、ほたるちゃんのくせに生意気ですねえ」

「なんだよ! ウチの風呂はな、広い! ひのき! 派手! の3Hなんだぞ!」

「派手ってなにかしらね派手って」

「あ、ジャングル風呂だったりするんですかね?」

「おっ、小百合鋭いわね! 実はそのとお」

「ンなわけあるかーっ!」

「「あはははっ」」

と笑ったその時、後ろから「お待たせーっ」と明るい声がした。

三人揃って振り返ると、ミニスカとキャミソール、サンダルで露出した足にはペディキュア、かわいいハートのネックレス、見事にはっちゃけた格好の彼女がやって来た。

にんやりと、レナちゃんが微笑む。

「来たわね、小百合二号」

「もー、その呼び方やめてー」

「だってしょうがないじゃない、小百合がアンタの名前教えてくんないんだから。ねえほたる」

「なあ。しょうがないよな」
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