ライバルは天才不良少年
何で二人はアイツに対して普通なの?
二人に限らず他の人たち、特に先生!
どうしてアイツに何も言わないのっ!?
あ、それは成績がいいからか。
などなど、思うことはたくさんあったが、とりあえず置いといて私も自己紹介することにした。
「神楽凛です。よろしくね、佐伯くん。」
「あぁ!」
「俺は無視かよ。」
横から藤崎遙貴が割って入って来た。
「アンタと仲良くする気は無いから。」
「そうか?今までも充分仲良くやってきたと思うけど。」
はぁ!?
何言ってんの!?
「なんだかんだ言っても、凛って藤崎くんと仲良「く無いから!!」・・・・・・そうなの?」
そうに決まってるって!
藤崎遙貴は手で口元を押さえて笑いを堪えている。
う~、また遊ばれた。