顔のない恋
これだけなら、なんの問題もなかったのだが、

その宿題プリントを提出する教科の始まる前の休み時間、

席で話していた彼女の友達の一人が

「やっべ、次の授業の宿題やってくんの忘れた!」

騒ぎ出し、木下さんが

「マジ!ダッサ、
アイツ超ウルサイから何させられるか分かんないよ」


って…、
アナタも忘れて私の写したんじゃん

と心の中で突っ込んでいると

「写させて~」

パンッと両手を合わせ、頭を下げて「お願いします」と大袈裟なジェスチャー…。


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