涙色
出会い
「あーきれい……」
朝、起きて一番最初にすること。
ベットのすぐ横にある窓から朝日をながめる。
今日は一段と青空がきれいでおもわずつぶやいてしまった。

「って!!やばっ!!遅刻する!」
時刻は7時40分。8時には鐘がなってしまう。
「美波!はやくしなさい!朝ごはんは!?」
「あーもう!いらない!弁当弁当!」
いそいで制服をきて寝癖をなおして一気に玄関のドアをあけた。
「いってきまーあす!」
走ればギリギリ間に合う。とにかく全速力ではしる。
―――キーン コーン カーン コーン
「……セーフッッ!」
ほんとにギリギリ間に合った。

こんなのが毎朝の日課でもある。
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