不思議の国とアリスのゲーム
「それでチェシャ猫、ルーイは何処にいるの?」
「帽子屋のところだ」
「帽子屋?」
アリスの問いに答えたチェシャ猫の言葉に王女が反応した。
「まあ、帽子屋に会いに行くの?でしたら私も・・・」
「王女っ!!」
王女が嬉しそうに自分も行くと言っていると、扉から男の人が来た。
「なっ、シルヴァ!?
何故此処に、上手くまいたはずなのに!」
その男の人をみると王女はやばいといった感じの顔になり、一歩後ずさった。
男の人は王女を睨みながら近づいて来る。
「テメ〜勉強を抜け出したあげくに勝手に城から抜け出そうとしやがったな・・・」
「え、や、そんなことないわ。今!戻ろうと思っていたわっ!!」
王女は焦りながら一生懸命男の人に説明していた。
「嘘だろ。今帽子屋に会いに自分もって「黙りなさいっ!!」
チェシャ猫の口を自分の手で塞いで黙らせた。
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