不思議の国とアリスのゲーム
その場に残されたアリスはぽかんとした顔をしていて、はっとなった。
「チェシャ猫!今の人って誰?」
アリスは去って行った方向を指差しながらチェシャ猫を見た。
「あいつはただのゲーム中の住人「そうじゃなくって」?」
先程の男の人についてのことをチェシャ猫が説明したら、アリスがとめた。
それにチェシャ猫は頭に?を浮かべて「何?」という顔をしてアリスを見つめた。
「ゲームについての人物じゃなくて、あの人について教えて?」
「どういうこと?」
「んと、あの人とチェシャ猫って知り合いでしょう?名前とか、プロフィールっぽいこと?」
アリスはどう言えばいいのかよくわからず、何となくで説明した。